【企業・自治体向け】デジタルホワイトボード(電子黒板)導入ガイド
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デジタルホワイトボード(電子黒板)の主な機能

ここでは、デジタルホワイトボード(電子黒板)が持つ代表的な機能について解説しています。

目次

デジタルホワイトボードの機能マップ(基本/通信/AI/管理の早見表)

デジタルホワイトボードの機能は、大きく「基本機能(板書・表示系)」「通信・連携機能」「AI・自動化機能」「保存・共有・管理機能」の4カテゴリに分類できます。全体像を先に押さえておくと、自社に必要な機能の取捨選択がスムーズになります。

デジタルホワイトボードの機能イメージ

基本機能(板書・表示系)

まずは「デジタル化されたホワイトボード」としての基本機能です。手書き入力、資料への書き込み、タッチ操作という3点は、どの製品でも中核となる要素です。

手書き入力・描画機能(ペン太さ・色、パームリジェクション)

専用ペンや指で画面に直接文字や図形を描画でき、ペンの太さや色、蛍光ペン、消しゴムなどをワンタッチで切り替えられます。書いた線を後から色や太さを変更できる製品もあり、従来のホワイトボードにはない柔軟な表現が可能です。

手を画面に付けても誤反応せず、ペン先だけを認識する「パームリジェクション」に対応した製品なら、紙のノートに書くのと近い自然な姿勢で板書できます。近年は液晶と保護ガラスの隙間を極限まで減らす「ゼロボンディング技術」により、ペン先と描画位置のズレ(視差)を抑え、紙に近い書き心地を目指すモデルも登場しています。

引用元:Horion(https://horion.jp/whiteboard-vs-ifp-comparison/

資料・画像・動画の投影と書き込み

PC・スマホ・USBメモリ・クラウドなどから資料や画像、動画を画面に表示し、その上に直接手書きで書き込めるのがデジタルホワイトボードの大きな特長です。工程表・図面・写真・PDF資料などをその場で示しながら、注釈やマーキングを重ねられます。

一部Windows OS搭載モデルでは、Word・Excel・PowerPointを直接開き、OneDrive/SharePoint/Boxなどクラウドストレージから資料を呼び出せる製品もあります。書き込んだ内容はページとして残せるため、ホワイトボードのように「スペースが足りない」「消したら復元できない」という制約から解放されます。

タッチ方式とマルチタッチ対応

タッチ方式には赤外線方式・静電容量方式などがあり、方式によって書き心地や応答速度、複数人同時操作の可否が変わります。会議やグループワークで複数人が同時に書き込むなら、マルチタッチ(複数点同時認識)への対応は必須です。

ビジネス向けの主力モデルでは10〜20点、上位モデルでは40点前後のマルチタッチに対応しており、複数人が同時にホワイトボードへ書き込んだり、資料を動かしたりできます。応答速度(レイテンシ)が短いほど手書きの追従性が高く、ストレスなく板書できます。

通信・連携機能

デジタルホワイトボードは単体で完結する機器ではなく、Web会議・PC・スマートフォン・遠隔拠点などとつながることで真価を発揮します。ここでは代表的な通信・連携機能を整理します。

Web会議連携(Zoom/Teams/Google Meet)

ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetといったWeb会議ツールに対応した製品が多く、ボード単体でオンライン会議を開始・参加できます。画面そのものを共有できるため、資料や板書がオンライン参加者にもクリアに伝わります。

Windows OSを搭載したモデルでは、Outlookで招集された会議予定をそのまま参照し、会議リンクからワンタップで参加することも可能です。Microsoft Teams RoomsやZoom Roomsに認定されたモデルもあり、社内の会議環境を統一しやすくなっています。

ミラーリング・画面共有(AirPlay/Miracast/専用アプリ)

手元のPCやスマートフォン、タブレットの画面を、ケーブルレスでボードに映し出す「ワイヤレスミラーリング」機能も一般的です。AirPlay・Miracast・Google Castなどの標準規格や、メーカー独自の専用アプリ/ドングルによって接続します。

専用ドングルをUSBで挿すだけで映像・タッチ・音声・給電まで一括で扱えるモデルもあり、来客用PCをケーブル不要でそのまま投影できます。持ち込み端末が多い会議室ほど、ミラーリングの手軽さは生産性に直結します。

カメラ・マイク・スピーカー機能

Web会議を想定し、カメラ・マイク・スピーカーを本体に内蔵した製品も増えています。外付け機器を別途用意する必要がなく、電源を入れてすぐにハイブリッド会議を始められるのが利点です。

4Kカメラ、複数マイクによる集音、3Dステレオスピーカーなどを備えたオールインワン型では、大人数の会議室でも遠隔参加者に発言者の声がクリアに届きます。

多拠点相互書き込み

本社と支社、本部と現場など、離れた拠点同士でリアルタイムに板書を共有し、双方向で書き込みができる「相互書き込み機能」も強力です。同じホワイトボードを複数拠点で共有できるため、認識のズレを減らし、意思決定までのスピードを高められます。

Web会議のホワイトボード共有機能と組み合わせれば、遠隔メンバーの書き込みもボード上に即時反映され、対面会議に近い一体感でディスカッションが可能です。

AI・自動化機能

近年のデジタルホワイトボードは、AIによる自動化機能の搭載が急速に進んでいます。会議・授業の質を高めるうえで、以下の4つの機能は特に注目に値します。

AIカメラによる話者認識・自動クローズアップ

AIカメラを搭載した上位モデルでは、発言者を自動で認識してクローズアップ表示したり、複数の話者を切り替えて映したりできます。会議室の全景と話者を組み合わせて表示することで、遠隔参加者にも臨場感のある映像を届けられます。

製品によっては、話者の顔と指先を同時に認識し、ボード上で指し示している場所をハイライト表示する機能もあり、資料説明の精度を高められます。

引用元:大塚商会 複合機の知恵袋(https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/mfp-copy-printer/tips/archive/iwb.html

手書き図形・文字の自動補正(OCR)

手書きで描いた円・四角・矢印などを、AIが認識してきれいな図形に整えてくれる「図形自動補正」も便利な機能です。フリーハンドのラフスケッチをそのまま清書レベルの図に変換できるため、議事録や資料への転用がスムーズになります。

また、手書き文字をテキストデータへ変換するOCR機能により、板書をあとで検索したり、テキストとして再編集したりできます。

引用元:Horion(https://horion.jp/whiteboard-vs-ifp-comparison/

音声書き起こし・自動議事録作成

会議中の発言をAIがリアルタイムでテキスト化し、そのまま議事録として保存できる機能を備えたモデルもあります。板書内容と発言記録をセットで残せるため、「会議後にゼロから議事録を作る」という作業を大幅に削減できます。

要点の抽出や決定事項の整理まで自動化する製品もあり、議事録作成の手間を減らしながら、記録の抜け漏れも防げます。

ノイズキャンセリング/エコーキャンセル

Web会議での聞き取りやすさを大きく左右するのが、ノイズキャンセリングとエコーキャンセルの品質です。周囲の雑音や空調音、キーボード音などを抑え、発言者の声だけをクリアに拾う仕組みで、AIによる音声処理を採用した製品も増えています。

エコーキャンセルは、スピーカーから出た音がマイクに回り込んで発生する「ハウリング」や「二重音声」を防ぐ機能で、会議室のような残響が多い環境では特に重要です。

保存・共有・管理機能

デジタルホワイトボードの価値は「その場で書いて終わり」ではなく、書いた内容を安全に残し、社内外で活用することも可能な点にあります。ここでは保存・共有・管理に関わる代表的な機能を紹介します。

クラウド保存とデータ書き出し(PDF、画像、メール、QR)

書き込んだ内容はワンタッチでPDFや画像として保存でき、そのままメール送信・USB保存・クラウドアップロードが可能です。GoogleドライブやOneDrive、SharePoint、Boxなどと連携できるモデルなら、会議後すぐに参加者全員へ資料を配布できます。

画面上に表示されたQRコードをスマートフォンでスキャンし、その場で全員に板書内容を配布できる機能を持つ製品もあります。「消す前に写真を撮る」といった手間を置き換える運用が可能です。

引用元:Horion(https://horion.jp/whiteboard-vs-ifp-comparison/

セキュリティ(認証、権限管理、暗号化)

会議室でボードを共用する以上、情報漏えい対策は不可欠です。企業向けモデルでは、ICカード(NFC)認証、パスワードロック、ユーザーごとの権限管理、通信の暗号化などに対応しています。

Microsoft 365やActive Directory、LDAPなどの認証基盤と連携できる製品なら、既存の認証基盤にそのまま組み込め、退職者アカウントの一括無効化なども統制できます(※Google Workspace連携は製品により対応可否が異なります)。QRコード共有やファイル保存機能を管理者側でオン/オフ制御できるモデルもあり、機密性の高い会議に対応可能です。

引用元:リコー インタラクティブホワイトボード(https://www.ricoh.co.jp/products/line-up/interactive-whiteboard

MDM・遠隔運用管理

複数拠点に多数のボードを展開する場合は、MDM(Mobile Device Management)や専用の管理コンソールで、ファームウェア更新・設定変更・ログ収集を一元管理できるかがポイントになります。

環境センサー(温度・湿度・CO2など)を内蔵し、稼働状態や設置環境を遠隔でモニタリングできるモデルもあり、大規模導入時の運用負荷を大きく減らせます。

引用元: リコー|デジタルホワイトボード(RICOH Collaboration Board Wシリーズ)(https://www.ricoh.co.jp/special/digital-whiteboard

用途別・重視すべき機能

デジタルホワイトボードは、どの機能を優先すべきかが利用シーンによって大きく変わります。ここでは代表的な3つのシーンごとに、重視したい機能を整理します。

企業の会議室で重視すべき機能

本社・支社をつなぐ会議や役員会議など、社内会議で使うなら、以下の機能を優先すると失敗が少なくなります。

「Web会議インフラの一部」として位置付けるため、ハイブリッド会議で違和感なく使える通信品質と、情報統制のしやすさが重要になります。

営業/ショールームで重視すべき機能

営業提案やショールームでの商談・プレゼンでは、印象と説得力を高める機能が中心になります。

顧客の目の前で条件やレイアウトを書き換え、その場で持ち帰り資料としてPDFやQRで渡せると、提案スピードと成約率の両方に効きます。

教育・研修で重視すべき機能

学校や社内研修など教育用途では、双方向のやり取りと復習のしやすさが鍵です。

「その場で理解する」だけでなく「あとから何度でも振り返る」学びを実現できるかが、教育・研修用途では特に重要です。

機能から選ぶときの注意点

多機能な製品ほど魅力的に見えますが、機能過剰は費用対効果を下げる原因になります。デジタルホワイトボードを機能から選ぶ際は、次の3点を意識すると過不足のない選定がしやすくなります。

1つ目は「利用シーンごとの必須機能を先に決める」ことです。会議室・ショールーム・教室など、想定シーンで欠かせない機能をリストアップし、それを満たさない製品は候補から外します。逆に、シーンで使わない機能に予算を割かないことも大切です。

2つ目は「既存のIT環境との親和性を確認する」ことです。Microsoft 365中心の企業ならOutlook・Teams・OneDrive連携、Google Workspace中心ならMeet・ドライブ連携がスムーズなモデルが向いています。認証基盤(Entra ID/Google認証など)にそのまま組み込めるかも要チェックです。

3つ目は「運用体制と管理機能を合わせる」ことです。設置台数が多いほどMDMや遠隔管理機能の有無が運用コストに直結します。逆に1〜2台の小規模利用であれば、シンプルな操作性やサポート体制を優先した方が満足度が高くなります。

デジタルホワイトボードは、シンプル機能中心の製品は比較的リーズナブル、多機能な製品は高価格帯になる傾向があります。用途に合わせて「どの機能を重視するか」を決めることが、費用対効果を高める上で重要です。

デジタルホワイトボードの機能まとめ

ここまでデジタルホワイトボード(電子黒板)の代表的な機能を紹介してきましたが、当然製品によって、シンプル機能のみのものもあれば多機能なものもあります。機能がシンプルなものは比較的リーズナブルなことが多く、多機能な製品は高価なことが多いです。

費用対効果が良い製品を選びたいなら、自社のニーズに応える機能が備わったものを選びましょう。機能が過剰でも不足でも、費用対効果は下がります。用途に合わせて“どの機能を重視したいか”を活用シーンで選ぶことが大切です。

デジタルホワイトボードの主な活用シーンとおすすめ製品

一口にデジタルホワイトボードといっても、シンプルな機能でコスパの良い製品から、機能が豊富で多様なシチュエーションに対応できる製品までさまざまです。
「機能がありすぎて使いこなせなかった」「必要な機能が備わっていなかった」など、導入後に後悔しないためには、自社の用途にマッチした機能を持つ製品を選ぶよう注意しましょう。
ここでは、ビジネス向け製品を取り扱うデジタルホワイトボード(電子ホワイトボード)を調査。活用シーン別に、おすすめの製品を紹介します。自社の活用シーンを思い浮かべながらチェックしてみてください。

企画・制作会議などでの
書込みや共有に使うなら
ミライタッチBiz
(さつき株式会社)
ミライタッチBiz公式
引用元:ミライタッチBiz公式
(https://biz.mirai-touch.com/)
おすすめな理由

社内会議に特化したシンプルな機能を持つデジタルホワイトボードのうち、最も低コストで導入できる

公式サイトで製品の
機能・特徴を見る

公式サイトで資料DL

設計・製造間などでの
遠隔共同作業に使うなら
RICOH
InteractiveWhiteboard

(リコージャパン株式会社)
リコージャパン株式会社
引用元:リコージャパン株式会社
(https://www.ricoh.co.jp/iwb/d)
おすすめな理由

離れた拠点間においても、スムーズな相互編集や、遅延なく高品質な映像を配信できる独自技術を備える

公式サイトで製品の
機能・特徴を見る

公式サイトで資料DL

店舗・ショールームでの
プロモーションに使うなら
BIG PAD
(シャープマーケティングジャパン株式会社)
リコージャパン株式会社
引用元:シャープマーケティングジャパン株式会社
(https://jp.sharp/business/bigpad/)
おすすめな理由

高品質ディスプレイ&タッチセンサーで、より臨場感ある視覚表現ストレスないタッチ体験を実現できる

公式サイトで製品の
機能・特徴を見る

公式サイトで資料DL

▼選定基準
■おすすめの理由:Googleで「デジタルホワイトボード」として検索して調査した32社より、下記理由より選定(2024.3.20時点)
・ミライタッチBiz…調査した32社中、社内会議向けに「書く・映す・共有する」に特化しており、価格表記がある製品のうち、65型で437,800円(税込)~と最も安い※実際の販売価格は、販売店により異なる。
・RICOH InteractiveWhiteboard...調査した32社中、唯一独自のイントラネットワークとストリーミング技術により、RICOH IWB同士で同時に編集ができる。
・BIG PAD...調査した32社中、唯一最高輝度450cd/m2以上、およびきめ細かい位置検出が可能な静電容量方式タッチパネルを採用。

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